9月29日 札幌への帰路

この日は朝7時くらいに自然と目が覚め、ホテルの大浴場で朝から一息つき、心を整えて網走から札幌までのロングランに備えた。

 

8時ごろ網走のホテルを出発した。18時に札幌のレンタカー屋に返却予定で、網走ー札幌間は行きと同じなら6時間で着くため、4時間の猶予があるということで中間地点である旭川でお昼を食べ、少し観光することにした。

 

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高速では少し友人に運転を代わってもらいつつ、途中でしっかり休憩をとりつつでのらりくらりとしていたが、12時半ごろには旭川に到着することができた。

 

友人の調べによると、旭川の「旭川らぅめん 青葉」というところの正油バターラーメンが北海道で一番美味しいらしい、とのことでそこに向かった。

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中に入ると中曽根元首相がそこのラーメンを食べている写真や多くの著名人のサインが飾ってあった。

 

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九州育ちということもあって、正直ラーメンは豚骨が一強とばかり思っており、次点で味噌、塩も悪くないかな、くらいで醤油ラーメンがラーメンカースト最下層だと思っていた。ところが、このラーメンは自分が食べたラーメンの中で一番美味しかった。

 勿論、旅行補正や長旅の疲労補正があるとは思う。だが、バターを溶かす前の醤油スープの控えめでもなければ強すぎもしない、程よい味わいの中にあるしっかりとした出汁の旨味、次第にバターが溶けていくほど深くなるコク。お腹いっぱいになっても後を引く味で、スープを掬うレンゲの手を止めることができなかった。

 

 

腹も満たされたところで、旭川といえば「旭山動物園」でしょう、ということで向かった。旭川市街からそんなに遠くなく、スッと向かうことができた。

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コロナ禍でかつ平日ということもあり、園内はとても人が少なかった。どの動物の前でも混雑することなくゆっくり、じっくりと見ることができた。

 

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↑ やらしい手つきのクモザル

 

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↑ イヌにか見えないくらい穏やかな白い狼

 

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↑ 溶けているマヌルネコ

 

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↑ アピールはするものの全く水中に入らないホッキョクグマ

 

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↑ トラの兄弟がめちゃくちゃじゃれあっていた。めちゃくちゃ可愛らしくてずっと見てた

 


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↑ 不動のライオン

 

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↑ あまりにも足が棒のようになって疲れ切ったため、ソフトクリーム休憩

 

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↑ 見下してくるレッサーパンダ、腕組みキツネに通ずるものある

 

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↑ 背泳ぎしかしないアザラシ

 

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↑ 近くで見たら割とキモイ顔してるキリン

 

 

そんなこんなで丁度いい時間になったので動物園を後にして、札幌に向かった。

友人も私も毎日それなりには寝ていたから大丈夫だろう、と思っていたが相当疲労が蓄積していたみたいで、限界が近かった。

最後の気力を振り絞り、どうにか札幌まで辿り着くことができた。

この旅で何度か駐車することがあったが、どれもダイナミックに突っ込むだけでよく、スペースも広かったため、発進時に困ることはなかった。ところが、レンタカー屋に返却する際の駐車では、バキバキの普通の駐車場で何度も前後に動いては同じことを繰り返す感じで泣きそうになったが、レンタカー屋の人が見かねて一発で駐車してくれ、事なきを得た。

 

ホテルはススキノの辺りであり、少し距離があったのでタクシーで向かった。

チェックインして部屋に入ったのだが、めちゃくちゃえっちい雰囲気だった。

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この時点でまだ18時半くらいであったため、時間にも余裕あるし小樽で夕食を食べることにした。

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店は普通の居酒屋ではあったものの、どのメニューもとても美味しく、特にラム肩ロースが最高だった。

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夕食を済ませ、ほろ酔いの状態で小樽の運河に向かった。

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綺麗ではあったものの、コロナのせいで灯が少なく、テレビ等の映像で見るよりも迫力に欠け少し残念であった。コロナが収まり北海道に行く機会があれば再度行ってみたい。

 

ホテルに戻り、昨日と同じくとても眼が冴えてきたのでススキノの街を徘徊することにした。

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グダグダと歩きつつ、もうひと飲みしようかと居酒屋に入ろうとしたが、時間もてっぺんを回っており、風俗以外ほとんど閉まっていた。

やむなしでたまたま見つけた山岡家に入って鬼煮干しラーメンを食べた。

めちゃくちゃゴッテリしていて重かったが美味しかった。

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ホテルに戻り晩酌をし、寝床についた。

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↑  雰囲気エロすぎ。「あかん、めっちゃカキたい」の我が田中の気持ちになった。

 

運転からの解放のせいで心が軽くなり、結局3時ごろまでチビチビ飲んでいた。

 

次は帰宅編でお会いしましょ。